和尚さんの後ろが娘です
執心鐘入は歌舞伎の道成寺に似てる組踊の定番ですが
娘が小学校の頃小僧さん役に選ばれて、半年ほどの練習期間中に
丁度僕もイワナガの神上げや末吉近辺を調べていたので
だいぶ記憶にあります。
国立組踊劇場関係だったと思いますが、国宝級の先生方が
古琉球語を一から教え、演奏ももちろんプロ中のプロで堪能しました。
もちろん今見ても方言はさっぱり解りません。
だいたいのあらすじは
若い青年が首里に登城する時に一人の女に追いかけられるっていう話です。
△スミマセンー夜も遅いので軒下でも良いですから、一晩止めてくれませんか?
■いやだめ!私一人暮らしだからジェッタいダメ!シッシッアッチ行って
△そこをなんとかー帽子をとる
■え!イケメンだねーあんた誰
△中城若松です!
■えーーーあの琉球のブラッド・ピットか佐藤健キャーーーーーーーー
△だめですかーでは失礼しました
■いやいやいやーーどうぞずっといて下さい!!
そんなソファーじゃなく私のベッドで寝てお願い
△いえいえ僕は明日大事な任官の試験があるのでお休みーー
■ねーねーねーお願いーーねーねーねー
△しつこいよ!クソババアーやらんちゅうのに!!!
■恥かかせたね!!ゆるさーーーん
△ひえーーーーー
と横浜から新橋まで追いかけられます
そして演舞も終わりホッとしてると、
確か十歳位の女の子が、楽屋の前の廊下を急に走りだして
ドアめがけて突進しガラスをぶち破って救急車出動
一同唖然でした。その時組踊の先生が、
「子供の演舞でもウガンうさげないとだめだったんだな」
と顔面蒼白になったのを覚えています。
ほんとアルミサッシの頑丈なドアのガラスが割れる瞬間
に鬼を見たような感じがしました。
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