2008年5月11日日曜日

「ミヤビとイサギ

雅と潔、メインサイトに何年か前に、小説もどきをアップしましたが、その中から、雅と潔についてオンナが橋を架け、それに見合ったオトコが渡って来る。白木で欄干にスミレでも置いて、そんな橋を渡って来るオトコ。鋼鉄で頑丈に作り、台風でもビクともしない、そんな橋を渡って来るオトコ。コンクリートでがちがちに固め、夏は暑く、冬は冷たいそんな橋を渡って来る、オトコ。檜の香りが心地よく、欄干も奇麗に装飾されている、しかし中はシロアリに食われ今にも崩れ落ちそうな、橋を渡って来るオトコ。と小説ではいろんな橋を書いていましたが、他に屋久島にあるような大きな杉を一本、丸太掛けしてアドベンチャー感覚満点の橋を渡って来るオトコ。いろいろ想像したら面白いです。さて現在特に結婚している方は、どんな橋を架け、どんな橋を渡ってきたんでしょう。

ヲンナが橋を架け、それにみあった、ヲトコが大太刀を持って渡って来た。
結びの瞬間だ。
月日がたち、橋は朽ち、大太刀は錆び、
女と男が立ち竦む。
日は何も変わっていない。
月は何も変わっていない。
星も何も変わっていない。
ヲンナも
ヲトコも
何も変わっていない。
女も男もそれを知らない。

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