神々の謀は何時もながら妙で面白く、これぞ神人の醍醐味でたまらない。
弟子で実験してみると先日書いたがそれどころか、いきなり
完成品のテストみたいになってきた。
旧暦の三十日と朔日に連日本部町備瀬崎に行くことになった。
中堅どころの神女。
二人共、横の連絡はなく、いつもの通り巡礼に誘ってもいない。
日にちも各自に任せ決めた。
只、行けるのは伊江島タッチュウで御願した子だけ
と言うのは解ってた。。
共通点は、体力的に軸神中の軸神、クボーと辺戸アスラ森に登ってない。
旧暦のこの日は月が全く出ない日、太陽神のアマテラスに関係ある
事は明白だ。すなわち八咫の鏡の入り口。
二人共面識はあるので、何時もだとめんどくさがり屋の
僕は一緒に巡礼するんだが、今回だけは一人がキーワード。
それもそのはず、伊江島タッチュウで二人同時に祈願したわけでもなく
これからも、備瀬崎からやれば鏡になることが解る。
旧暦十月三十日神無月、旧暦十一月朔日の日付からも
神々のいない神無月が仮想の鏡の中というのも感取れる。
本部町備瀬崎は以前はちょこっと今帰仁巡礼の
コースで行っていた。その頃から「うけい」に関係有ることは
解っていた。干潮の一時間ほどしか行けない。
伊江島タッチュウは力タンナーパの足跡というのが有る。
それがアマテラスがうけいの時に踏ん張った後と感取った。
対岸の備瀬崎はフクギ並木が有名で、サンゴ礁のリーフも
女性的な守りの象徴。正に須佐之男の子三女神そのものだ。
さてどうなるか
平成二十六年旧暦十月二十日(12/1火)小説「アマテラス」より
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