2008年6月23日月曜日

「大峰山」


「昨日はおおみわ神社付近楽しかったですね」
「11月も下旬と言うのに、半袖で暑かったくらいです」
「次の天川どうでしょうね」
「あそう言えば、Aさんが予約して泊まった昨日の民宿は、坂口屋でしたよね」
「そうですね、気に入らなかったですか?」
「いえ天川の僕がネットから探して予約したとこも、坂口荘って言うんですよ」
「えーーーーーーーーーー!」
「坂になんかあるんですかね」
「いえ解りませんけど、口に関係あるような、入り口とか」
「わーーーー!またなんかありそうですね」
「えーーーい、さっすが先生、やはりなんかあったんですね、アマノカワに」
「そそんなーー、ただの偶然ですよ、もうすぐテンカワに着きますよ」
天川坂口荘着
「どうもお世話になります」
「いえいえ田舎やさかい、泊まりはお客はんたちだけですさかい、どこなりと使ってください,一応一番ここが広くて結構やと思います」
「ここで十分ですよ、床の間が凄いですね、それとあの写真は何ですか」
「ああれは、ここの先代のおばあちゃんで、天川大弁才天宮の巫女やっとたんです」
「えーーーーーーーーーーーー!」
「一応巫女では一番位が上やったみたいでっけっど」
「凄い写真がたくさんありますね」
「そうですね、じゃここは広いですから,AさんとTさん二人で、、。」
「いえとんでもないです、ここは先生が使ってください」
「あーーんそんなこと言って、この部屋怖いんでしょ」
「へへへ、わかりますか、写真がちょっと、、。」
「わかりました、僕がここに寝ますね、それと時間がもったいないので、早速お水取りから行きましょう」
「はーーーーーーい」
夕飯
「ここは水が凄いですね、おばあちゃん」
「そうなんですわ、あちこちから休日になると、皆さん汲みに来はるんです」
「他になんかありますか?」
「町営温泉が近くにありまっさかい、そんなもんでんなー」
「そうですか、夜はやはり冷えますね」
「そうでんな、今日明日あたりから、朝晩は霜も降りるかもわからへんです」
「霜!えーーーーーーーーーーーーーーーーー」
朝ーーー
「昨日おばあちゃんが言ったように」、霜が降りて寒いですね」
「、、。」
「先生どうしたんですか?寒いんですか」
「あーー、あの写真が怖くて眠れなかったんじゃないですか」
「写真?お婆さんの?いえそれじゃなく、なんかありそうで、ま行けば解りますよ」
「はーーーーーーーい」
御恩上げーーーー
「さ今日も楽しく頑張りましょう」
「先生!大丈夫ですか?何時もは先頭になって、さっさと歩くのに」
「いえなんか、昨日おばあちゃんが何も無いと言っていたんですけど、まそのうちね行きましょう」
峠のお茶屋
「ちょっと休みませんか先生!お茶でも飲みましょう」
「そうですね」
「なんかここお茶を頼むと、ガイドさんがこの辺の説明を始めるみたいですよ、ほら」
「あほんとですね、聞いてきましょう」
「あの山が、大峰山といいます、かの有名な、修険道の開祖、エンの小役様が開きまして、日本最古の修険道の聖地でございます、それと余りにも有名で高僧の弘法大師空海が、ここから近くの和歌山の高野山に入る前に初めて修行したとこでもあります。
ここは全国でも珍しく未だに、女人禁制の山で厳しく守られ管理されていますので、女性の方は入り口まででご遠慮ください、
なお無断で入山された場合は、オッソロシイ祟りがございますから、決して入らないようにお願いします」
「えーーーーーーーーーーーーーー、最古の修行の場、女人禁制、役小角、空海、ぱきーーーーーーーーーん」
「凄いところじゃないですか先生」
「きゃーーなんかやはり面白いですね」
「そうですね、これだったんですね、さーー面白くなってきましたよ」
「先生、まってそんなにあわてないで」
「むうーースイッチ入りましたよ、行きますよーー」
「待ってーーーーーーーーーー」

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