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2008年6月24日火曜日
「女人禁制」
「ふーある程度回れましたね」
「ほんとにお疲れ様でした」
「次はどこですか?」
「あ最後は大峰山行きましょう」
「えーーー、女人禁制なんじゃ?」
「いえ入り口に、女人結界があるので、その前でやりましょう」
「いやーなんかガイドさんの言葉が耳に響いて」
「オッソロシイ祟りって言ってましたね」
「、、、、、」
「でも女人と言っても、お二人とも大丈夫じゃないですかね」
「えーー、そんなまだまだ女ですから、」
「私はもう年ですから、良いかなと思いますけど、でもね」
「がははっははーー、大丈夫ですよ、ちょっと行きましょうよ」
「いえ、やっぱり入り口で良いです」
「そうですかー、やはりオッソロシイ祟りですからね」
大峰山入り口女人結界
「あありましたよ、立派な神社ですよ」
「女人結界、女性の方はここで御参りください」
「あーやはりあるんですね、良かった」
御恩上げ終了
「先生何をニヤニヤしてるんですか?」
「いやーお二人とも、結界から先に行ったらどうなったかなーと思って」
「あのーオッソロシイ祟りって、後から教えるからと、、。」
「そうですね、全部終わったから、僕的な解釈ですけど」
「ここに来る前、温泉街を抜けてきましたよね」
「あそうですね、古そうな旅館とかありましたね」
「そうあそこですよ、あれは昔は遊郭だったと思いますよ」
「ま何時ものイメージですけどね、窓から、昔の遊郭のオンナが、口紅だけ真っ赤かで、オイデオイデしてるんですよね、よく見ると、みんな結構な歳で、老婆って感じでした、シワシワな肌に化粧してなく、口紅と着物だけが、マッカッカ」
「えーーーーー」
「女人結界を破ったオッソロシイ祟りというのは、あんな感じだと思いますね」
「な、なんですかーー」
「いえ、あの山に入ると、、、。」
「ななんなんですか、怖いですね」
「いえあくまでも僕的な解釈ですよ」
「もうじれったい早く、教えてください」
「オッソロシイ祟りというのは、一生枯れることなく、オトコを追い求めると言うことですよ」
「えーーーー枯れない」
「それが若いうちは未だ良いですよ、老婆になってもそのようなことが、、。」
「きゃーーー、もういいです」
「恋なんて、関係ない、誰でも良い、毎夜毎晩、ヒナカモ、一生ツヅクンデスヨ、歳をとっても、、、。」
「ヤメテクダサイ!先生!もう怖いので、ほんとのオッソロシイ祟りです」
「先生早く帰りましょう、私は歳だから行っても良いかなと、言ったんですけど、もう怖いです、神様許して」
「がははっはははっははっはーーーー」
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